こんにちは。和歌山市、南大阪(岸和田市・泉州地域)地域を中心に全国で介護技術のセミナー 介護技術の研修 触れるセミナー 動きのセミナー シンプルラーニング 予防介助専門士養成講座 を行っている 当研究所所長の北口です。(出張講師も受付中です)
昨日、嫌、勤務でいうと一昨日だろうか?北口所長急に夜勤をすることになりました。
北口所長も夜勤をすることがあります。スタッフが休みを取ったときなんかは急に夜勤になったりします。『えぇ~夜勤かよ~』
っていう気分にはならないです。
むしろ夜勤になったらやってみたことがあったもんで。
それは何かというと『”寝る”を介助する』です。
つまりは適切なポジショニングを行うことです。強度の拘縮のご利用者様がいらっしゃいますが、正直毎朝その人の緊張状態や寝ている姿を見るのですが、安楽な状態で眠ることが出来ていないことが見て取れていましたので。
今回、自分が夜勤であったので、北口所長が『”寝る”を介助する』ことで、どこまでの機能を引き出すことが可能なのかを検証してみた。
『普段からやっていないのですか?』と聞こえてきそうなので、一応説明すると、普段からやってはいます。このポジショニングの技術、夜勤のバイトさまには難しいです。
これは正直に難しいといいます。今は夜勤をお願いするのは夜勤専従のスタッフが多いのですが、夜勤専従のヘルパーさんの技術が低いことや、実践経験のことに関する文句は全くありません。
普段から夜間を守ってくれている夜勤専従さま方には最大限のリスペクトをしています。
しかしながら、適切なポジショニングに関しては、知らないと実行できないのです。技術力とこれまで培ってきた経験値のみでどうにかなる問題ではありません。
夜勤専従さまやダブルワークのバイトさまに十分な教育ができないという運営上の問題もあります。
と、いうことで、北口所長がやってみた。
まず対象となる方は二名
そのうちの一人
強度の円背の状態で、股関節から大腿下腿足部にかけてまっすぐになっている。その為、ポジショニングがないと横向きの状態から身動きが取れないような状態になる。
常時横向きで寝ている状態が続いた為、腸骨部に褥瘡ができてしまっている。
その為、エアマットが導入されているという方です。
平たく言えば、円背強くて褥瘡あってエアマットが入ってて拘縮が進んでいる状態である
そして夜間は自動体位変換システム発動するという、拘縮への道まっしぐらの状態です。
自動体位変換の機能は使用しません。
2時間おきに体位変換します。
手厚い目にポジショニングします。(セミナーに参加していただけるとわかることなのですが)同じ形ではなく、体位変換をするときの緊張具合で、ポジショニングを変化させ、バリエーションをふやしていきます。
そして、常時リハビリモード発動
リハビリモードとは、ベッド上でのリハビリが安定するように、一時的にマットを固くする機能が備わっています(固くなったといえども所詮は中身はエア)。
しかしながら、リハビリモードは一時間程度で、元のエアマットに戻ります。
北口所長一時間おきにリハビリモードのスイッチを押しに行きます。
ちなみに夜間の様子ですが、手がよく動いていて、掛布団をたくし上げていたり、緊張がゆるんで不要になったポジショニングのタオルをベッドから落としていたり。活発(いい意味で)になっています。
平常は両上司は力が入りカッチカチです。全く使わないわけではありませんが、サイドレールを強く握り込んでいたりしていることが常です。
朝までに『”寝る”を介助する』をし続けた結果。食事を口に入れた時のあごの動きがいい。そして、首から肩、上肢にかけての緊張具合が楽になっています。
結果座位で安定することと、座位で食事をとることに変化は出ていることが確認できた。(この部分については動画で確認したのみではあるが)ウチの施設に勤務する、予防介助上級修了者に動画を撮ってもらっているから、忖度ナシの動画である。
あごや首の動きが座位で上手くいかないのであれば、寝ている体位から支援してみることが重要です。
予防介助では、動きができない人に対して、その出来ない動きそのものの練習をすることはしません。立ち上がりがうまくいかない人に対して立ち上がりのやり方を教えるのではなく、それよりもまず、寝た状態はどうですか?この動きはできますか?から見ていきます。
立位が安定しない人に関しても然りです。
相手の動きを本当に引き出そうとしたときには、予防介助的な関わりは必須となります。
ちなみに、そんなんだったらエアマットにしなければいいやん という意見が出そうなので、少しだけ現状を説明します。
自分が選択をするのであればエアマットは入れません。(前回ブログの罪深きエアマット参照)多くのデメリットより、数少ないメリットを取る必要があるときのみ使用します。
しかしながら、エアマット神話は根深く世の中に広がっています。
ちなみにこの方、エアマット現在の状態では、北口所長の見解ではいらないです。
でもなぜ必要なのか?
エアマットは拘縮と循環障害を誘発します。そのデメリットのためにエアマットを普通のマットに変更しましょうとなると。
技術がない人がそれをすると褥瘡ができます。
今の状態。…その状態です。
当社のスタッフに対して技術がないといっているわけではない。しかしながら、動きを引き出す介助をマスターしていないと褥瘡ができてしまうことになります。
どうすることが一番いいのか?
縟瘡ができないような関わりをするということです。エアマット神話は消えないので、医療者から治療のためにエアマットと言われてしまうと抗うことが出来ないのである。
その為に、正しい知識を。正しい動きの引き出し方を皆様に。
ちなみにもう一人の方も結果はしっかり出ていましたよ(それに関してはセミナーでお会いした時にでも。)
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