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食べたいという気持ち

こんにちは。和歌山市、南大阪(岸和田市・泉州地域)地域を中心に全国で介護技術のセミナー 介護技術の研修 触れるセミナー 動きのセミナー シンプルラーニング 予防介助専門士養成講座 を行っている 当研究所所長の北口です。(出張講師も受付中です)

 

 

みなさんは食べたいという気持ちを抑えることはできるだろうか?...ちなみに僕は無理です。太ってますから(笑)

 

太ってるから無理とかではないですが、食べた時に感じる幸せな感じはまた食べたくなります。

北口施設長『意思が弱い人間ですので』、自分との約束をしていないことについてはもっぱら守れません。おいしいもの食べたいです。だっておいしいんだから。

 

 

さてさて、次に関わる利用者様ですが、末期がんで入院中。最後に看取りのために入居されるという。

 

『食べたい』『帰ってビールを飲みたい』という訴え。現在は治療中のために絶食である。

 

そもそもなぜ絶食なのか?

 

嚥下のテストを入院先の耳鼻科で行ったところ、誤嚥のリスクがあるために、食事がとれない。水分の気管への流入の恐れがあるためにうがいすらできない。

気の毒とは思いますが、治療なら仕方がない。

 

※はっきりさせておきますがここから先の内容は、この新入居者様は全く関係がございません。

 

 

自分の立場なら、絶対食べたい。食べさせてもらってから死にたい。いや、食べることが出来たとしても、人生最後の食事が病院の食事なんて死んでも死にきれない。逆に思いが強すぎて結構早くに生まれ変われるかも。

 

 

そうなる原因はもちろん病気ではある。病気が原因で食べることが出来ずに自宅に帰れずにそのまま最期を迎える。そしてもう一つの原因はスケールである。

見る側の判断基準である。

 

 

耳鼻科で検査して『誤嚥のリスクが高い』という結果に対して文句を言うつもりは毛頭ない。治す側も命がけで必死でやっている。なので、そこも徹底しないと目的を達成できないですから。

 

 

だったら北口所長は何が問題と感じるのか?

ハッキリとしたスケールを用いてダメだったら食事をとることが出来なくなるからには、ある程度調子のいい時にしてほしいということと、(普段からそうしていると思いますが)あとは環境を整えてから検査をしてもらいたい。

 

 

30度でとろみをつけた水分などを口から入れられるのである。最悪の場合はエアマットの場合もあります。

これ、すごく不思議に思っています。(そうじゃない場合もあります)

 

 

まずエアマットを入れている状態で飲み込みって状況的に食べたい人からすると、不利な設定です。

※エアマットを入れていることが正当かどうかについての視点ではないです。

 

 

そして、だれが30度で飯食うのよ。

たまたま30度が一番落ち着いて食事ができるって人もいるのかな?稀にいるかもしれませんが。

 

 

はちみつ状のとろみ(現在の概念はどうなっているのかは知りませんが)が一番喉を通過しやすいので、とろみのついたお茶などを採用します。

もちろんゼリーや飲み込みやすい形態の食事なども試すことはわかっています。

 

 

その状態で試みた場合。自分たちの場合、必ず咽ます。口内の予備動作なく口頭から咽頭に向けて流れてきますので。ムリムリ~って防御反応が働きます。

 

 

じゃぁなぜその手法を採用するのか?

喉に流れ込みやすいからです。流れ込むって人聞きの悪い。すみません。人聞きが悪いかもしれませんが、事実です。『流し込む』って書いていないだけまだ優しい。

私たちは、急に喉に流れ込んでくるように食物を摂取することはないのです。

なので咽ます。

当然本来であれば、体の機能が弱っているような人も咽るはずですが、その防御反応がなくなっている人もいます。

流れていくことは飲み込めていることではないです。

 

 

ともすれば、動きが低下してしまっている人でも、しっかり体位を整えてリラックスして、自分で口内の奥に運ぶことが出来れば...飲み込みが出来る人も中にはいます。

リスクの面でいうと少しでも気道の方に流れ込むと誤嚥のリスクとなるのでなかなか、クリアするのは難しいと思いますが。しかしながら、普段から食べている状態かもしくは今後目指している摂食時のスタイルで検査はしてもらいたい。

 

 

病院批判はしていません。その判断基準があるからこそ守られる安全があります。

しかしながら、その検査で失格となると、以降ずっと食べることが出来ないという地獄ともいえるような烙印を押されてしまう。

 

 

なんかフェアじゃないなー。

 

 

これ結構やばくないですか??

 

 

しかしながら。自分ならおいしいものを食べて死にたい。死んでもいいから食べたいのである。

ビールとマグロの刺身かな。

おいしいものをおいしく食べれる状態ではないのかもしれませんが…でもチャレンジはしたい。

 

 

※このブログは、福祉や介護寄りの考え方に少し偏っていることは北口所長も理解の上で書いています。

しかしながら。本来はどうだっけ?どうなりたいんだっけ?を忘れないためにも考え方の整理を。