こんにちは。和歌山市、南大阪地域で介護技術のセミナー 触れるセミナー 動きのセミナー シンプルラーニング 予防介助専門士養成講座 を行っている 当研究所所長の北口です。(出張講師も受付中です)
いつもこのブログを見てくださっているマニアックな方々、いつもありがとうございます。
こうして和歌山や南大阪で動きのセミナーを始めて10年以上。予防介助のセミナーを始めて2年目になりますが、つくづく予防介助という概念に対しては毎日驚かされます。関わる方が目覚ましい変化を遂げていきます。
当研究所所長の北口が勤務するサ高住でも当然ながら活用されています。
そんな中で、勤務形態の話になりますが、ここ10年くらいでしょうか(和歌山では)。夜勤専従という労働形態がでてきました。読んで字のごとく夜勤のみの仕事をするというスタッフです。
当サ高住では2人体制での夜勤専従スタッフかつダブルワークのスタッフです。
夜はその人に任せることが多いです。そして1勤務○○○○円で働いてくれます。
経験や職種も様々で、これまで積んできた実践も様々です。技術にも差があります。バイトさんなので当社の勉強会等にも出席することは少ないです。(バイトスタッフに対する苦情のブログを書こうと思っているわけではないのです。)
夜勤の話に入る前にまず、先に整理しておきます。
当研究所所長ですが、人の動きを引き出すという試みに取り組み、特にここ数年では予防介助という技術を広める使命をもって業務にあたっています。
えーと...
人の動きを引き出すには、
寝返りの練習を1日10回
起き上がりを1日10回
立ち上がりを1日10回
そしてそれに必要な筋トレ○○を○○回○○セット…
というわけではなく。予防介助では、その場面だけを練習するわけでありません。そうではなくてその動きをもっと日常生活のつながりから見ていきます。(詳細は予防介助専門士セミナー内で説明 もしくは YouTube動画でご確認ください。)
日頃の動きを上手にしてもらおうとなると、その動き含め、それ以外の過ごし方がとても大事になってきます。
例えば、『寝返りがなんだかうまくできないんです』と言っている人に寝ている時はどんな感じで寝ていますか?
寝ている姿が緊張でガチガチになっていて、楽に寝ることができていない。
となるとそりゃ寝返りもしんどいでしょうね しかしながら起き上がりや立ち上がりがめちゃうまい。なんてことはありえなく、
その先の起き上がり動作もうまくいくことは難しいと考えられます。
ものすごく掻い摘んで説明するとなると、楽に動こうと考えた時にはまずはリラックスした状態で寝ることができていないと先に進むことが出来なくなります。(詳細は予防介助専門士セミナー内で説明 もしくは YouTube動画でご確認ください。)
それを踏まえたうえで…夜勤が大事という話であります。
ご本人様に動きを取り戻してもらおうと考えた時には、まずリラックスして楽な臥位をとってもらう必要があります。
にわかには信じられないという方もいらっしゃると思いますが、眠っていながらも、緊張状態が抜けずに楽に臥位をとれていない人は多いです。特に要介護状態の方や拘縮、麻痺のある方など。
そういう方に楽な状態になってもらおうと考えた時に必要になるのが、環境調整とポジショニングです。
特にポジショニングを理解することで、楽な状態で楽に臥位をとっていただくことができる。
楽に寝れている時の明けの日の朝の状態
と
そうでない時の明けの日の状態
反応と動きが全く違うのです。夜勤の際の仕事は、排泄介助や体位変換、ポジショニングということが多いと思いますが、実はこれらの業務の中でも技術が高い、そうでない、が対象者の健康に影響しています。
とある日の夜勤。
予防介助専門士のうちのスタッフが夜勤をするというシチュエーションがあったために、翌日早出で当研究所所長の北口が、対象者の体を確認しに行ったところ、
丁寧にポジショニングと、バリエーションのある体位変換を行ってもらった結果。体の反応と動きが全く違うことに気が付きます。

まず、リラックスした体位で夜間を過ごすことができたことで、端座位、車いすに座ったときの座位姿勢が安定します。
そして、座位が安定するということは手指の動きにも影響します。
画像は、水分補給用のゼリー飲料(※ガッツギアという商品名でして、当住宅ではポピュラーなものになります)

口まで介助で近づけることが多いのですが、この日は、自身でコップを口に近づけて直接飲んでくれています。
アメージングです。
やはり、より自由に動くことができる様になるので、寝返る 起き上がる など以外でも、飲む、食べる などの動作においても上手になっています。
ということは、夜勤の時には、安心してリラックスできるように、必要な環境調整とポジショニングができる。そして対象者の緊張を感じ取る、緊張をコントロールできる能力が求められます。
ということは、やはり予防介助でゴソゴソ動くことができる様なかかわりを提供していくことが必要と改めて感じました。
夜勤専従さんにも超おすすめです。一緒に予防介助を学びましょう。