ブログの内容に関する苦情は受け付けません
なんと、ブログを書くのもかれこれ半年ほども書いていないではないか。しばらくサボっていました。
今回は、『一筋の水路』です。
澱みきった溜め池の死に水に清流が流れ入る一筋の水路を見た。
というのも、2024年8月3 クソ暑い中で、近くの老人ホームが地域向けに開催している公開講座に参加してきた
S園という特別養護老人ホームである
何を隠そう、当研究所所長の北口が初めに福祉業界デビューした社会福祉法人である 大変お世話になった会社です 久々に建物内に入りましたが 変わってないなーと感傷に浸る
確か設立が北口の生まれ年と同じという、古き良き歴史のある法人である そこがボディメカニクスの公開講座を行うということで、参加してきた
結果から言うと 行ってよかった 大満足である(講義内容がいいという意味合いではない)
参加者は、自分以外にも、回覧板を見て参加された地域の住民や、対応の自助グループの方などさまざまであるが、地域からの関心度も高い
今回一番いいと感じたのは、講師が若手スタッフという点にある
若手が協力して、予習復習しながら、参加者に伝えている姿には好感が持てた(講義の内容がいいというわけではない)
考えてみれば当たり前である 社会人として働き始めた時には、若かろうが、必ず、人前でプレゼンをするのである 特に介護業界で働くヘルパーは、人前で話すことがとかく苦手なのである
本日講師役となった3人からも緊張は見て取れた その中、しっかりと準備していたことを地域の人たちに伝えることができていたことに関しては非常に好感が持てた
もっと早くにしていてもよかったのではないか
以前ブログにも書いたことがあるが、介護のプロである 介護のプロは一般人より介護がうまくなくてはいけないのである そして、一般に人たちも介護しなければいけなくなった時のために慣れておく機会も必要であると感じた 是非若い人材が地域の中心となって広めてもらいたいと感じた
総じて好感が持てたのである 大満足 うちの会社でも参考にしようと考えました
今回教えてくれた若手3名には会社内で評価として処遇改善加算のUP評価を与えてもいいのではないかと感じた
ちなみに先に行っておくと…北口はボディメカニクス素人なのである 10年ほど前にキネステティクと出会ったときにすべてキレイさっぱりと捨ててしまったのである
今回はボディメカニクスの介助を介助側も、被介助者側も体験してみた 介助された感想と言えば、普段の動きと違いすぎて変な感じである、動かされるときに感じる怖さもある
介助側においてもそうである。普段からそんな動きしないのである。でありながらことが介助となれば普段からしないような動き方を教えて、自分も相手も自然に動けるという不思議な理解をしてしまう
例①支持基底面を広げたら安定する…それでは動けないのである。支持基底面を広げて歩いている人を僕は見たことがないのである
例②体をコンパクトにして自力で動いてみるとどうだろう?動きやすくなったという人はほぼいないはずなのである。『運ぶ』ことを前提としている前処置なのである
何とも厄介なボディメカニクス。
やはり断言できるのはボディメカニクスで人は救うことができないということである
ぜひとも予防介助を知ったうえでそのうえで、これがいいと選べるような時代になればいいと感じるところでありますが。
今回の題名の『一筋の水路』
澱み切った溜池の死んだ水の中に一筋の清流を運ぶ細い水路を見た 私がS園働いていた時に感じたどこにも通じていない溜め池の中の死んだ水に肩までつかるような嫌な感覚であったが、こういう若い人材を表に出して活動していけるという組織体系
法人内の若手が活躍し、地域の中心となるような、変わろうという姿を見て、澱みきった死に水の中に流れ込む清流見た という意味でございます
当研究所の所長としてはとても充実できた ここまでやってきた福田氏の努力の結果ではあるが 同時に羨ましさも感じる 教育をあきらめない姿勢 見習いたいところである