こんにちは。和歌山市内で介護技術のセミナー 触れるセミナー 動きのセミナー シンプルラーニング 総合身体介助講座 を行っている 当研究所所長の北口です。(出張講師も受付中です)
ひさびさに出張講師いってきました
和歌山市内のデイサービス。今回は座学も交えながら。実際の介助場面の動画を比較しながら説明していきます。
座学から進めていくという今までになかったスタイル。
動画での介助方法による結果の違い。体験による介助方法また、介助された時の感覚の違い。
そしてついでに予防介助認定講座の広報も少し
本日は 『時間』 と 『感覚』 についての座学&体験
あー今までアカンことしてたんやな。アカンわけではないけどうまくはいかないと思います。力を抜いてゆっくりと丁寧に触れる。それだけですべてが変わる。明日からすぐに取り組むことができます。
やはり出張しても思ってしまう。キネステティク(ス)を学習していた時代に感じていた『概念』という考え方。なかなか浸透しないのです。…もはやここまでくると教える側にも問題があるのかと思いますが…
とかく自分の中の概念が確立されないと、手技は忘れてしまいがちである。シンプルラーニングを受講いただいたとしても、しばらくするとかかわり方がわからなくなってしまう。
受講しているとき、は、上手なのである。
よく言われるが、『やった時は楽になるんよ。その時だけは』と言われる。
そりょあそうです。概念が確立されないと手技や感覚だけでは忘れてしまいがちなのである。しかもその時の感覚なんて学習しても繰り返さないと忘れます。
学生の時に経験ないでしょうか。前日に覚えた英単語、翌日に少し忘れてるでしょ?同じことです。
そう何が言いたいのかというと、この『概念』こそが思考の多様化のカギなのである。これが『手段』や『手順』なった時に急に保持することが困難になります。『手段』や『手順』のいいところは覚えてしまうと確実に忘れにくい。その場面の対応のみに限るが。しかし実際の手技とは別。やり方わかるんやけど実際やるとなると…ってことないでしょうか
まだ、医療介護福祉業界、『手段』や『手順』から離れることができない傾向にあります。
シンプルラーニングのコースや、予防介助認定講座は、料理教室に似ていると思います。
なぜかというと料理教室に参加したとすると。先生に習って作り方や、料理をおいしく作るための手順や分量を詳しく教わることができます。確実にこれまでより上手に作ることができるようになります。
しかし、それが、1年経過するとどうでしょうか?…おそらく、同じクオリティで同じ料理を作ることは無理なんです。(まれに保持できる人もいますが)
やはりたびたびの練習が必要です。受講した時のことを振り返りながら練習します。それでも少しづつ忘れていきます。
ここで忘れてしまった
り、せっかく上手になった料理の腕を保つ方法があります。『概念』です。
相手に関わる。実際に体に触れて動きをお手伝いしていくにしてもその時に自分がどう考えてどういう関わりをしているという『概念』が必要ということです。
わかりやすくまた料理で例えてみると、料理教室でおいしいハンバーグの作り方を教えてもらったとしましょう。もちろんそのハンバーグを作り上げるまでの手順は必要。しかしながら、ここで重要なのは、こんな風に作って、自分ってこんな味付けにしたらもっと好きな感じになるかな?とか自身で考えていかに対応し変化することができるか。
必要なのは『手順』と『手段』ではなく、自分が何を選んでどうかかわるかという『概念』『観念』のようなものなのである
練習、で主義が向上する、そしてそれを低下させないためには練習が必要である。そしてそれを自分のものにするには『観念』や『概念』ということになります。
今まではそんなこと思ってはいませんでしたが。やはり頭の中の言語化と、ハンドリング技術は両輪のものだと実感したところである。
全然出張講師の中の内容には触れていませんが、みなさんと楽しく学習できました(少なくとも自分はそう思っています)。以前から交流のあるデイサービス様。そこで勤務されるスタッフ様方も熱心です。『アカンことしてたんやなー』っておっしゃられるスタッフ様もいましたが、明日から変えればいいだけ。できなくても今日より明日がベターになればいい。
ご利用者様の反応がこたえてくれます。
せっかくの良い学び。もう3時間くらいやればちょっと理解がすすむかなーと思いましたが。もっと体験できればよかったのですが。
みなさん予防介助専門士養成講座でお待ちしていますからね~