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所長の日常④

こんにちは。和歌山市内で介護技術のセミナー 触れるセミナー 動きのセミナー シンプルラーニング 総合身体介助講座 を行っている 当研究所所長の北口です。(出張講師も受付中です)

 

以外にも好評を得ている所長の日常シリーズ。本当はセミナーの内容とかを見てもらいたいという気持ちでブログを書いているのですが…なぜだかセミナーよりこちらの方が閲覧数が多いのです。なんだか複雑な気持ちではあります。

 

先日書いた『社会福祉士会』のブログが好評(笑) なかなかこんな声をかけてもらったことないけど、友人から『ブログ見ましたよ』とか言われたり。北口所長、セミナーの内容以外のブログはそんなに気合入っていませんが…それがいいのか。

 

 

今回のネタは、北口所長が、北口施設長として勤務しているサービス付き高齢者向け住宅でのこと。前知識として、当物件は当社の物件ではなく。

 

①オーナー様

➁管理会社(A社)

③運営会社(自社)

 

で成り立っています。①のオーナー様とやり取りすることはほとんどないですが、➁の管理会社(A社 以下A社)との関わりは多く、③の私たちが良い運営(入居者様に満足していただく)をするためにもA社とはビジネスパートナーとして、良い関係性を築いている…つもりである。

 

管理する側としてビジネスパートナーの当社に管理側の取り扱いの変更等のご指導をいただくことも度々あります。

 

今回は、先日、担当者から連絡があった内容について疑問を感じたためまた愚痴るためのブログである。

 

A社の担当者Bから北口施設長の携帯に連絡が入る。『いつもお世話になります~今お電話大丈夫でしょうか~ありがとうございます。以前こちらからメールを送らせていただいた内容についてなんですが』

 

 

Bが言う内容とは『各居室にあるミニキッチンのシンクの排水溝のふたを回収します。』メールで確かにお知らせはあったが、なぜそうなったかというと、他の管理物件でシンクの排水溝にふたをしたまま水を出し続け、そのままあふれて、階下まで水が漏れてしまって大変なことになるケースが数件あったようである。ということを受け、A社では管理物件の居室にあるミニキッチンのシンクの排水溝のふたを回収します。といった内容のメールでした。

 

Bが電話で言うには『4月に入ると担当者のCが和歌山に行くのでその時までに回収して回収したふたをに渡すようにしてほしいとのこと。』

北『確かにそんなメール来てましたね。見ましたよ。わかりました』

 

 

この時すでにちょっと『ふたなんか別に回収せんでもよくないか?』とは少し思っていましたが。

 

 

電話を切った後によく考えてみると、当物件では夜間、ミニキッチンのシンクにふたをして、シンクに水を溜めたような状態でそこにタオルをぶら下げて部屋の乾燥防止のために使ったりしているのである。

そうです。施設長…いや、当物件としてはシンクの排水溝のふた欲しいんです。

 

そう思い立ったものでA社のBに連絡を取り訳を話す。

Bが言うには『ふたを回収してもらいたいですが、ふたを使っているような人は回収しなくてもよいのです。』

 

北『ウチの物件ではシンクにふたをして、シンクに水を溜めたような状態でそこにタオルをぶら下げて部屋の乾燥防止のために使ったりしているので、使っている人は多いです。それでも回収することが必要でしょうか』

 

B『そんな使用をしている住宅はなかったもので、一度確認してみます。』と通話を終了し、この日を終える。

 

 

そして翌日、今度は担当者Cから連絡が入る。

 

『昨日の件ですが…』と『Aとしての返答はふたを回収させてもらいます。』とのこと。

 

 

C『他の管理物件でシンクの排水溝にふたをしたまま水を出し続け、そのままあふれて、階下まで水が漏れてしまって大変なことになるケースが数件あったので、A社では管理物件の居室にあるミニキッチンのシンクの排水溝のふたを回収させていただきます。』

 

 

『昨日も言ったんだけど、ウチの施設ではシンクにふたをして、シンクに水を溜めたような状態でそこにタオルをぶら下げて部屋の乾燥防止のために使ったりしているので、使っている人は多いです。それでも回収する?

回収されてそのあとにまたうちでふた買わなアカン。だとしたらやってること意味ないから今のふた置いといてくれる方が良いんですが。

回収されたら、またふた買わないといけないやん。また買うんやったらふた置いといてほしいわ。

 

 

C『そういう使用の仕方をされているのは貴社だけだったもので…』

 

北『でも、今後出るかも知れないよ。例えば僕がSNSとかでうちはこんな感じで乾燥対策やってるよ。みたいなの出せば、他の住宅でもする人出てくるかもしれないし。』

 

C『たしかにそうですけれど』『Aとしては回収させてもらいたいのです。』

 

北口施設長『シンクに水を溜めるような使い方をしてはいけないということ?』

 

C『設備の使用の制限はできないのですが』『ビニールとかでふたをしてもらって…』

 

北口施設長『いやいやそれでふたできやんやろ。』『ということはシンクに水を溜める用途で使用しているふたは使用中ということで回収する必要はないということ』『昨日のBさんは使用している人は回収しないって言ってたけど。』『仮に今使っていない人でも次入ってくる人が、介護度が高い人であればこちらで温度や湿度管理するから必要になります。それだめ?』

 

C『使っていない人は今のタイミングで回収して、使っている人はそのまま使用し続けてもらいながら退去のタイミングで美装の際に回収していきます。今は、設備としてシンクの排水溝のふたはついてないのです。』

 

北『別にふたなんて僕が説明して回収すれば済む話ですが…』『しっかりした人は正常使用をするし、湿度管理の人は自分で溢れさせたりはしてない』『使用しているか使用していないと聞かれると、全室使用してます。』

なんだか嫌な話である。うちの物件で起こった水のトラブルではないのに加えて、次々と続出している問題でもないのである。入居した時からあるふたを、入居者がなんだかわからないような理由で回収となる。

入居者の気持ちを代弁するとすれば『別にええけど、別にあふれるまで水出しっぱなしにしたしせーへんけど…』って自分なら言います。

 

 

他所で数件こんなことがあったから…なんか連帯責任のような様相である。ま たかだかシンクのふたですが(笑)

 

 

なんかあったから使うの禁止ね って言われている感じ。大事なのはそこで入居契約をして生活をしている入居者様の気持ちである。 ま たかだかシンクのふたですが(笑)

 

 

 

結果 北『全室使用中なので今のタイミングでの回収はやめてもらいたい。何か今住んでる部屋から回収するのは嫌です。施設長としてお断りします。』『そちらが、『嫌とちゃうねん、必ず回収やから持ってこい』って言われるのであれば従いますけど。』その代わりA社の方針には従います『現在生活されている方が退去されたタイミングで順次回収し、新しく入る入居者は初めからシンクのふたがない状態で契約してもらうというのであれば協力します。』

 

 

ということで ま たかだかシンクのふたですが(笑)

 

 

A社をディスっているわけではありません。美装も完璧、ワックスだってピッカピカで仕上げてくれて、設備が故障した時にも管理会社がすべて対応してくれるのである。なんともありがたいビジネスパートナーである。これまでのめんどくさいやり取りは北口施設長がA社のことが大好きであるから発生するゴタゴタなのです。愛ゆえにです。

 

 

 

これがここまで北口が駄々をこねているシンクのふたです(笑)

 

 

 

こんな風に水を溜めます。

 

この上にヒタヒタの濡れタオルをハンガーにかけます。

シンクのふた使ってます。

 

くどいようですが。A社のことは大好きなのです。こんなブログの方が読まれているのです。本当に複雑な気持ちですが。シンプルラーニングのブログものぞいてやってください。