予防介助とは

 

 

現在世界中でいろんな介助法がありますが、実は目的別に分けると2つに分けることができます。それは「安静介助」と「予防介助」です。

 

安静介助とは、その名のとおり「いかに安静に人を運ぶか」を目指した介助法です。介助する人をいかに負担なくA地点からB地点まで運ぶかという技術です。例としてはリフトやスライディングシートを使用する介助があげられます。これらの道具を使うことで介護者の負担を減らすことで腰痛を予防します。介助される人は動かないことを基本的に要求されます。もしくは本来の人間との動きとは違う不自然な動きで支援をします。目的別にわけていますので、機械や道具を使用しない人的介助でも「相手をいかに負担なく運ぶか」という視点であれば安静介助と言えます。人をコンパクトに丸めて運ぶ方法を推奨するボディメカニクスのような技術も安静介助の一つと言えます。

 

予防介助の目的は介助を通して「いかに重症や廃用を予防するか」という視点にたった介助方法です。安静介助が基本的に介助される側に動かないことを求められることに対し、予防介助では積極的にゴソゴソすることを促しながら介助します。人間の本来もっている自然な動きを引き出すことを目的にします。介助者の日々の関わりを通じて介助される人が元気になっていくことを目的にしています。

 

予防介助専門士 初級コース

自然で楽な動きに基づいた介助を学ぶ

 

動きを引き出すポジショニングの実践

 

2日間のコースです。ベッド上の移動、寝返りや起き上がり、立ち上がりなど人間の仕組みを生かして楽な介助を学びます。また褥瘡だけでなく廃用を予防するポジショニングを後半1日にかけてじっくり学びます。

 

受講費用 22000円

予防介助専門士 認定コース

楽な動きを引き出す介助を学ぶ

 

日々の介助で楽な動きを積み上げる

 

2日間のコースです。寝たきりを予防・もしくは改善するための動きを引き出す介助を学びます。このコースを終えることで「予防介助専門士」の認定を得ることができます。

 

 

受講費用 28000円


 

体験学習なので難しい知識は必要ありません

学習というと机に座って、難しい内容を覚える。ということを想像しがちですが、予防介助認定協会では体験しならがら学ぶことに重きを置いています。難しい知識を暗記するように覚えるのではなく、極力難しい言葉は使わず、自分の体で体験することで学習を深めていただきます。また介助方法だけを覚えるのではなく、時に患者さんや利用者さんの状態を体験をしてみることでより相手について深く考えられるよう学びます。単なるテクニックではなく、人間を理解することで質の高い介助ができるように学習します。

 

 

「持っている資格」から「実践できる資格」へ

予防介助専門士は「実践できる資格」にこだわります。いくら資格を持っていても、持っているだけでは意味がないと考えています。予防介助専門士は廃用や重症化を予防できる人材を育成します。今までとは違った質の高い介助・応用の効くポジショニングスキル・動きに対する視野の広さなど。ここでしか学べないことを、現場で活かせる人材を育成します。

 

 

失敗しながら楽しく学ぼう

どんな達人も最初は失敗します。私たちは失敗から多くのことを学びます。介助も同じです。たくさん失敗するから上手になります。私たちのセミナーでは上手くやらなければいけないという雰囲気はありません。むしろ色々失敗しながら、むしろ失敗を楽しむことで学習します。気負う必要はありません。気軽に失敗し楽しく学びましょう。